一寸先の人生④
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四 それは、朝からうす曇りの、冬の日だった。 地下鉄の駅を降りて、会社へ向かって歩道を歩いているときに、それは起こった。 「危ない」 空気を切り裂くような悲鳴。 次の瞬間、修治(しゅうじ)は宙を飛んでいた。
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