一寸先の人生④

2/7
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
四  それは、朝からうす曇りの、冬の日だった。  地下鉄の駅を降りて、会社へ向かって歩道を歩いているときに、それは起こった。 「危ない」  空気を切り裂くような悲鳴。  次の瞬間、修治(しゅうじ)は宙を飛んでいた。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!