458人が本棚に入れています
本棚に追加
/545ページ
「念のために言っておくが、これはあくまでも
オカルティスト同好会の親睦を
深めるのが目的のレクレイションだ。
黄崎、参加は強制してないんだから、無理しなくていいぞ」
赤井幸太郎は、うつ むいている彼女に言った。
「いいえ、あたしも参加します。ただ、聞いておきたいんだけど、
夜に行くのだけは・・・」黄崎理香は言いよどんだ。
彼女の要求に赤井幸太郎は豪快に笑った。
彼女の意外な側面を見たせいでもある。
黄崎理香はオカルティスト同好会の部員の中でも男女を問わず、
気の強い性格だと思っていたからだった。
最初のコメントを投稿しよう!