4章 都市伝説

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「念のために言っておくが、これはあくまでも   オカルティスト同好会の親睦を   深めるのが目的のレクレイションだ。   黄崎、参加は強制してないんだから、無理しなくていいぞ」 赤井幸太郎は、うつ むいている彼女に言った。 「いいえ、あたしも参加します。ただ、聞いておきたいんだけど、   夜に行くのだけは・・・」黄崎理香は言いよどんだ。 彼女の要求に赤井幸太郎は豪快に笑った。 彼女の意外な側面を見たせいでもある。 黄崎理香はオカルティスト同好会の部員の中でも男女を問わず、 気の強い性格だと思っていたからだった。
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