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簡単に誘い出された舌に優しく絡めて吸いつくと俺の身体の真下で彼女の身体が小さく、だが確かに反応して跳ねている。
ちゅ、と一度強く吸ってから少し唇を離して見下ろしていると、さすがに目を覚ました彼女が、寝ぼけた目を開く。
軽く周囲を見渡してから、俺を見た。
「…ま…みや、さん?」
掠れた声に、熱を孕んで潤んだ瞳。
戸惑った表情はしていても、身体が反応しているのは明らかで、その様子にこちらも情欲を煽られる。
慰めを、彼女も欲している。
そう勝手な解釈をしてほくそ笑むと、その首筋に唇を這わせた。
「……ちょっ…と、やめっ」
舌で辿りながら鎖骨まで降りまた首筋をあがり耳朶まで、その滑らかな肌を滑る。
「……や…ぁっ」
僅かに見せはじめた抵抗も、所々に吸い付くたびにぴくりと跳ねる反応が『イエス』と言っているような気がしていた。
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