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私、右海胡桃(うかいくるみ)は学年1の陰気者。
長く垂らした前髪から覗く世界は五月蝿くて煩わしく感じる
でもその反面凄く羨ましかった
小学生の頃はこんなんじゃなかったな
どちらかと言うと友達とはしゃいで追いかけあったりと活発だったはず
どうしてこうなったんだろう
何か冷たい物が全身に降り注いだ時
仲の良かったグループの子達は私を見て笑った
何が面白いの？
何がそんなに楽しいの？
かけられたのは水だと気づき立ち尽くす私に追い討ちをかけるように罵倒する友達
一番仲の良かった千尋ちゃんも奥でクスッと笑っていた
私が何をしたの？
それすらも教えてくれることはなく
笑い飽きて出ていった後に一人で残される自分
その日から人生が変わった
友達と話せないのは辛いけど
友達と笑い合えないのは辛いけど
罵倒されるより
裏切られるより良いと思った
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