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「夏生、俺今日、女子から告白されたわ。」 夜、俺は夏生の腕の中。 夏生を不安にさせないために今日の出来事をなるだけ正直に報告した。 「えっ。」 夏生が俺の顔をのぞき込む。 「ちゃんと断ったよ。俺にはつきあってるやつがいるって。」 「そっか。」 夏生が俺の首筋に顔を埋めてくる。 夏生の体温はものすごく心地よくて、俺も夏生を抱きしめる腕に力が入る。 「夏生、好きだよ。」 「ん。ちゃんと教えてくれてありがとう。」 顔は見えないが、夏生の声は穏やかだ。 「夏生はどうなの?女子から告られたりしない?」 俺は夏生の顔が見たくて、顔を少し離した。 夏生の顔はやっぱり穏やかに微笑んでいる。 俺も同じように笑う。 「最近はないよ。」 「最近?てことは前はあったってこと?」 俺は首を傾げた。
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