5月1日

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5月1日

 こんにちわー  ユウさん、ランディ―さん、チーちゃん、虹彩さん、マチさん、ティナさん、コメントありがとうございます。  あの後、娘から取り敢えず謝罪のメールが来たのだけれど、車を取り上げられて数日、公共交通機関でバイトに行って、多分、心が折れたんだろうね。  うちは田舎だから車での通勤を覚えたら、一時間に一本のバスを待って仕事に行くのは、地獄だからなぁ。  まぁしかし、ずっと部屋から顔を出さなかったから、これで話し合いが出来ると思い、帰ったらリビングに来る様に言った。  俺は予てから考えていたプランを言って娘に択ばせる積りだったんだけど、 その前に驚愕に事実がふたつ、娘の口から明かされた。  あの男は俺たちに何の相談も無く同棲を前提にアパートを契約していて、5月3日に姫路に引っ越してくると言う。  あの男の唯一のプラス材料はホンダのディーラーに整備士を目指して勤めているという事だけなのだが、仕事も辞めてしまったらしい。  そして近辺の工場で二交代勤務、たぶん、派遣社員って事なのだろうが、ホンダを辞めて派遣になって、外国人に混じって二交代勤務。  もう、呆れるを通り越して、笑ってしまう。究極にアホだ。アホだとは思っていたが俺の予想をはるかに超えるアホだった。  俺は自分のプランを根本から考え直さねばならなくなった。  もはやあいつに娘を委ねるなど、どの側面から考えても完全に不可能だろう?  自分の家族とどんな話をしているのか?  男の両親は許可をしているのか?  もうアホすぎて、幼稚すぎて、俺は眩暈がした。  あかん、もう、ほんまに、来たらぶち殺してしまいそう・・・  やばいわ・・・  そこからの、娘の気持ちを聞く運びになる。
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