3人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
山を背にした集落で普通に暮らしていて。
ある日、教師みたいな人と『どんな学問も戦争に繋がってるよね』(数学は暗号、芸術は士気高揚など)っていう話をしたら、戦争の画面に切り替わって。
私は近代兵器を持って敵陣を二つ突破したのですが、後ろから心臓を撃たれて動けなくなり、縄でくくられて隣にあった川に突き落とされ。
やがて流れ着いたのが、あの教師の家。
川は敵陣に向かって流れてたので、敵側の人だったのかな?
その人の介抱で命をとりとめた私はしかし足を引きずるようにしか歩けなくなっていて。
その足で集落に戻ったら、父がいて。
なんか英雄扱いされて。
なんでも、戦争には負けたけど私の敵陣突破でいくらかましな講和を結べたらしく。
敵も味方も今は仲良しだよ、って言われて。
最初のコメントを投稿しよう!