第3章【20AN年4月2日(炎曜日)】

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死霊術師(ネクロマンサー) 影山 光 (カゲヤマミツル) 「痛ってェ…」 階段から転げ落ちた俺らは 3階の廊下まで転がる… 俺はこれ以上転げないよう 両手を廊下につく… 死霊術師(ネクロマンサー) 影山 光 (カゲヤマミツル) 「だ、大丈夫か…」 俺はゆっくり立ち上がると 悪狐と陽明に声をかけた 巫女 陽明 聖母 (ヨウメイ マリア) 「いたたたた…っ だ、大丈夫です」 陽明は不気味なおかめの面をしてるから その表情は分からない… でも、大丈夫と言ってるんだ きっと…大丈夫なんだろう… 落下の衝撃か…俺がつけてるヘッドフォンの 音質が悪くなってしまった… 俺はフードが外れないよう押さえながら 頭につけていたヘッドフォンを首からさげる 俺は悪狐に視線を向ける 陰陽師 悪狐 道義 (アクキツネミチタダ) 「…ッ…自分も大丈夫だ…」 悪狐が起き上がる その次に陽明も起き上がった… 死霊術師(ネクロマンサー) 影山 光 (カゲヤマミツル) 「さて…どうやってあがるか… やはり強行突破しかないか」 俺がぽつりと呟く 陰陽師 悪狐 道義 (アクキツネミチタダ) 「それなら、良い案がある… 自分の札を使って 少しの間、亡霊の動きを封じよう」 悪狐は懐からおふだをいくつか取り出した
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