第3章【20AN年4月2日(炎曜日)】

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陰陽師 悪狐 道義 (アクキツネミチタダ) 「…行くぞ!」 悪狐はおふだを構えて 階段をかけ上る 陰陽師 悪狐 道義 (アクキツネミチタダ) 「亡霊よ、道を開け!散!」 悪狐がふだを投げて詠唱すると 四階の階段前に居座っていた 亡霊達を蹴散らす…! 悪狐が俺らに今だと合図をする 俺と陽明はそれと同時に階段をかけ上る そのまま、廊下まで走るが そこで別の亡霊達が立ちふさがった… 今度は逆さ吊りで首から出血してる 不良亡霊達が複数人… こいつらをなんとかすれば すべての元凶である大浴場まで あと少し… しかし…ここもなかなか…骨が折れそうだな 俺は霊力で構築した爪を作り出し 手首から肘にかけて籠手も作り出した それを見計らったかのように 逆さ吊りの亡霊達が一斉に襲いかかってきた…! 俺、陽明、悪狐はそれぞれ 5体ずつ相手をすることになる… 悪狐はいいんだが陽明は…大丈夫なのだろうか… 俺は四方八方から迫られる よく見ると逆さ吊りの亡霊達は爪が鋭いし 糸切り歯が発達していて その歯以外もすべて、ギザギザだ… 白目をむいてるところは 相変わらず苦手だな…
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