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そうして逆さ吊りの亡霊との攻防が続く…
なかなかしぶとかったが
俺は最後の一体を霊力の爪で穿いた…!
悪狐も梵字とおふだを駆使して
亡霊達を昇天させていく
その時、陽明の回りで
大爆発が起きた…!
どうやらおみくじで大凶が出たようだ…
俺は思わず自分の頭を庇いながら屈んだ
まわりに亡霊の体が飛び散る…
悪狐は屈んでいないが
僅かに姿勢を低くしている…
死霊術師(ネクロマンサー)
影山 光
(カゲヤマミツル)
「…陽明!大丈夫か…?!」
ようやく爆風が収まり俺は陽明に声をかけた
巫女
陽明 聖母
(ヨウメイマリア)
「は、はい…ケホッケホッ…大丈夫です
いつもの事ですし…
それに、この爆風は人間に無害なので」
陽明が不気味なおかめ面を
横にずらしててへっと舌をだす
死霊術師(ネクロマンサー)
影山 光
(カゲヤマミツル)
「そうか…まあ、そうだな…
それなら良かった…」
俺はゆっくり立ち上がると
霊力の爪を展開したまま
体についた埃をはたき落とす
さて…とりあえず…ここは片付いた
あとは、この四階にある大浴場を目指すだけ…
しかし…まわりに扉らしいものはなく
ただ、壁が無限に広がるだけだった
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