Halloween Party! の時間

1/44
135人が本棚に入れています
本棚に追加
/1231ページ

Halloween Party! の時間

 椚ヶ丘中学3年E組の教室でハロウィンパーティーをする事になった僕達は10月30日の今日、校舎を飾り付けていた。  来れないのはほとんどだけど、明日は全員集合する。  僕とカルマはみんなに会うのが凄く久しぶりだ。  だから明日が凄く楽しみだった。   渚「うっ…届かない…」  教室を飾り付けようと天井に手を伸ばすけど、僕の手は届かずその場所でプルプルと震え出す。  ニヤニヤと悪魔の笑みをして僕に近付くカルマは、声をかけてきた。 業「届く? 渚」 渚「分かってて声かけるのやめてくれないかな」  わざとらしい声に僕はカルマを睨んだ。 業「俺がやるよ。渚は壁宜しくー」 渚「うん」  かぼちゃの形をした大きなランプを天井の真ん中に取り付ける。  行動が早いカルマに何も言えない僕が居た。  …飾り付け飾り付け。 前原「にしてもデカイなーカルマ。  何を食べたらあんなデカクなるんだ?」 渚「気になるよね…」  僕からしたら嫌味にしか思えない。  身長が欲しい僕への嫌味!! 原「ねぇねぇ渚君、この前茅野ちゃんと歩いてる所見たんだけど…  もしかして付き合ってるの?」  少し大きな体で僕に当たってくる原さん。  ボフン、と原さんにぶつかっては飛ばされそうだった。  …って原さん?  なんか性格変わったね。 渚「付き合ってないよ?  美味しいスイーツのお店があるから食べに行っただけ」
/1231ページ

最初のコメントを投稿しよう!