第1章 幼馴染と再会。

2/4
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/4ページ
「瑠花、奏多と絶対に結婚する!!でも………バイバイ。」 これは、ずいぶん昔の事ではあるものの恋と分かる一言である。 「んにゃぁ~♪」 私、御堂瑠花(ミドウルカ)は、 猫の鳴き声みたいな声を出しつつ欠伸をした。 「お姉ちゃ………ん。おはよ………う。」 「瑠菜。おはよ。」 と、私は、眠そうに挨拶をしに来た2つ年下の瑠菜に挨拶し、自分の布団をベランダに掛け、台所へ行った。 「瑠花。おはよう。今日から新しい学校ね♪制服は、1週間は、前の制服で良いらしいわよ。」 「ママ。おはよう。そうなの?分かった♪ありがとう。」 と、私は、自分の弁当を作りながら母親の料理技術を学ぼうとし、朝ごはんを楽しみにした。 それから数分後、朝ごはんを食べ終え、獅威差亜町立高校の制服を着、準備を済まし、家を出た。 うわぁ~♪東京は、すご~い♪と私は、思いつつ、駅に向かって歩いていた。行き交う人たちを見ながら。 駅は家から10分も経たないほどの近距離であった為、すぐについてしまった。 目的の駅は、四ッ谷駅。そこから東に向かい徒歩5分の近くにある原宿学園。そこに運命の人がいるとは思わず………。 私が校門の前に8時35分頃に着いたら、私を呼ぶ放送が流れた。 それに従い、私は、職員室へ向かった。 職員室内に入ると新しい担任の先生が私を手招きした。 「あなたが、獅威差亜町立高校からの転校生の………?」 「御堂瑠花です。」 「私は、廿里鬼子。担当教科は、化学よ。あなたのクラスは、2-B。よ。」 「分かりました。」 と、私は、言った。 それから数分後廿里先生は、それじゃ♪行こうか。と言い、出席簿を持ち、私を連れて教室へ行った。 教室の前に着いた瞬間、私は、緊張してきてしまった。 それを見て廿里先生は、笑顔で扉を開けて入った。 「はい。みんな。おはよー!席座って~♪日直は~………。清田原♪」 と、廿里先生は、出席簿を教卓に置きながら言った。 「きりーつ。きをつけー。れーい。」 と、清田原と呼ばれた生徒が言い、全生徒がそれに続いた。 「今日は、転校生連れてきたよ~♪」 と、廿里先生は、言って、黒板に私の名前を書いた。 「獅威差亜町立高校から来ました。御堂瑠花です。」 「席は、あの黄昏バカの隣ね。」 と、廿里先生は、言って、校庭を頬杖をつきながら見ている男子を指差した。 「あっ。はい。」 と、私は、言い、男子の隣の席に座った。
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!