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「瑠花、奏多と絶対に結婚する!!でも………バイバイ。」
これは、ずいぶん昔の事ではあるものの恋と分かる一言である。
「んにゃぁ~♪」
私、御堂瑠花(ミドウルカ)は、 猫の鳴き声みたいな声を出しつつ欠伸をした。
「お姉ちゃ………ん。おはよ………う。」
「瑠菜。おはよ。」
と、私は、眠そうに挨拶をしに来た2つ年下の瑠菜に挨拶し、自分の布団をベランダに掛け、台所へ行った。
「瑠花。おはよう。今日から新しい学校ね♪制服は、1週間は、前の制服で良いらしいわよ。」
「ママ。おはよう。そうなの?分かった♪ありがとう。」
と、私は、自分の弁当を作りながら母親の料理技術を学ぼうとし、朝ごはんを楽しみにした。
それから数分後、朝ごはんを食べ終え、獅威差亜町立高校の制服を着、準備を済まし、家を出た。
うわぁ~♪東京は、すご~い♪と私は、思いつつ、駅に向かって歩いていた。行き交う人たちを見ながら。
駅は家から10分も経たないほどの近距離であった為、すぐについてしまった。
目的の駅は、四ッ谷駅。そこから東に向かい徒歩5分の近くにある原宿学園。そこに運命の人がいるとは思わず………。
私が校門の前に8時35分頃に着いたら、私を呼ぶ放送が流れた。
それに従い、私は、職員室へ向かった。
職員室内に入ると新しい担任の先生が私を手招きした。
「あなたが、獅威差亜町立高校からの転校生の………?」
「御堂瑠花です。」
「私は、廿里鬼子。担当教科は、化学よ。あなたのクラスは、2-B。よ。」
「分かりました。」
と、私は、言った。
それから数分後廿里先生は、それじゃ♪行こうか。と言い、出席簿を持ち、私を連れて教室へ行った。
教室の前に着いた瞬間、私は、緊張してきてしまった。
それを見て廿里先生は、笑顔で扉を開けて入った。
「はい。みんな。おはよー!席座って~♪日直は~………。清田原♪」
と、廿里先生は、出席簿を教卓に置きながら言った。
「きりーつ。きをつけー。れーい。」
と、清田原と呼ばれた生徒が言い、全生徒がそれに続いた。
「今日は、転校生連れてきたよ~♪」
と、廿里先生は、言って、黒板に私の名前を書いた。
「獅威差亜町立高校から来ました。御堂瑠花です。」
「席は、あの黄昏バカの隣ね。」
と、廿里先生は、言って、校庭を頬杖をつきながら見ている男子を指差した。
「あっ。はい。」
と、私は、言い、男子の隣の席に座った。
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