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配属先
「本当に病院で働くの?あんた馬鹿なの?」
「霊が視える体質でそんなとこに行くなんて、自爆だねーあははー!」
凛が私に言った言葉。
しょうがないじゃん…
それ専門の大学行ってたんだから。
実は凛は、家のお寺を手伝うらしい。大学に通ってたのは資格だけが欲しかったからだけだったみたい。
いつ払う力が無くなってもいいようにって。
「まぁ、気を付けてね…」
ニヤニヤと意地悪そうに笑っていた。
それを思い出しながら私は、仕事着に着替える。
憂鬱だ。仕事がじゃなくて…違う意味で…ね。
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