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お昼のおかずを一通りこしらえてから、炊飯器の蓋を開けた。 湯気に混じって広がったご飯のにおいには、新鮮なもの特有の香りがあって、一粒一粒がつぶれず、しっかりと立ち、炊き上がりから時間が経った今でもつやつやと真っ白な輝きを放っている。 残っているのは、ちょうど茶碗二杯分。 私は隣の部屋に声を投げ掛けた。
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