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「ノコノコ戦場に出て死にてぇならそれでもいい。でも生き残りてぇなら自分から動け、覚悟を決めろ」 「平太さん、今日はやけに熱いですねぇ。いつから熱血キャラになったんですか?」 「ああ、ちょっとな」  今までの感じだと、また魔王が軍を引き連れてシルヴィア共和国に攻め入るだろう。ってなると戦争になり、今のこいつ等じゃ多分死ぬ。  それにシスティスの場合は、誰かに狙われている件もある。二人の生存確率を上げるなら、ここで鍛えるしかないのだ。 「お前等がその気なら、俺が戦い方を教えてやる……どうする」 「……やります、やらせて下さい!」 「……私もやるわ、ここまで言われたら引き下がらないッ」  いい眼だ、やっと覚悟を決めたか。 「よっしゃ、国に着くまで俺がビシバシ鍛えやるから覚悟しておけ。腕立て腹筋、基礎的な事を徹底的にシゴクからな」 「う……」 「えぇ……」  ふふふ、地獄を見せてやろう。泣いたって止めないぜ、俺は。 「ふふ、やっぱり面白いわ、この子」  おい学園長さん、俺を見て笑わないでくれるかな。 「あっ平太さん、また囲まれてますよ」 「え? あ、本当だ」
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