枝垂れ桜
6/7
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
15人が本棚に入れています
本棚に追加
/
7ページ
ああ、そうか。 僕は大きく頷き、「ありがとう」と二人に微笑むと、満開の桜に向かって、ゆっくりと歩み寄っていった。 幹肌にそっと手を触れると、とくん、とくんと、温かな音が僕の全身へ伝わってきて、僕の身体は透明になっていく。 僕は目を閉じ、桜に全てを委ねた。 失くしものの花びらたちが、僕を包み、甘く香る。
/
7ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
15
スターで応援
44
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!