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オレは、とりあえず背中と尻の境界線しっぽの付け根をトントンしてやるとさらにずいっと尻が近づき芳ばしい香りとともに眼前に迫る菊畑…!
『もっと、求められたら舐めるしかないわね♪』
凪子先輩!
凪子先輩!
オレ、オレ…!
「む 無理ぃぃぃぃぃぃっぃ!」
オレは、迫る菊畑から飛びのき距離を取る!
そんなオレの突然の奇行に、ハヤタも飛びのき『え? なに?』って面でこっちを見てる…しまった!
ちっ、違うんだ!
オレ、お前の事好きだし家族だって思ってる!
できる限り、理解して願いだって叶えたって思ってる!
けど、それだけは!
五感の中でも 食感だけはマジ勘弁!!
「許せ! ハヤタ兄さん!」
オレは、それだけ叫んで家を飛び出した!
背後には、ポカーンと固まった兄猫と息子の奇行に怯える母さんが居たことは言うまでもない。
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