Honey dew  序

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Honey dew  序

妖艶でもなければ 豊満な肉体でもない 触れるとくずれてしまいそうな存在  なぜ惹きつけられてしまうのだろう あくまで、イメージの中で広がり膨れ上がり 愛おしく 興奮する・・・ 欲望が合意のもとでない場合、社会的に公序良俗に反する場合、想像を実行に移してはならない 特に性的欲望の場合には 例えば、人は心の中で憎む相手のことを「いなくなればいい」と思う それを実行には移さない場合が殆どだ そういった「欲望」をコントロールできないのは、愚かな行為である 扉のあちら側とこちら側 芸術にヌードはつきものだ エロスとアートの境界線は どこだろう? 名前のある美術館での展覧会の場合は、それがセンセーショナルなヌードの絵画であっても「アート」とされる そこに置いてあるからだ 写真の場合はどんなものだろう? センセーショナルな写真であれば「エロ」「アブノーマル」 アートとされる写真は誰がどう判断するのか 小説の場合は? ナブコフの「ロリータ」 大江健三郎の「美しいアナベル・リイ」 これらは、「文学」 扉のあちら側とこちら側 境界線はわかりにくいが・・・性的欲望の場合には、超えてはいけないものは人は分別できる あくまで、イメージの世界でのみ、楽しみたい 楽しむべきだ
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