第一章 再会

2/13
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/64ページ
幸恵がそう言うと、軽快なスイング音が聞こえた。 「…。苦手かな」 それを見て、幸恵は徳井の評価を改める。横で吉原が苦笑していた。 試合が終わり、昼休みのチャイムが流れてきたので、昼休憩にはいる事になった。親睦会ということで、幾つかの会社が集まっているのでドームの外には様々な屋台がでていた。 「あ、俺ちょっとトイレ」 「急げよ!混むの嫌だし」 トイレに走る榊の背中に徳井が声をかけた。 「お、幸恵お好み焼きの屋台にビール置いてあるらしいぞ。買う?」
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!