メガネ

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「ただいま」 暑い夏の夜、高鍋進は独り暮らしの自宅に帰った。自宅は8畳の1ルームのアパート、男の部屋らしくひどく散らかっている。 高鍋には結婚を前提に付き合っている彼女がいる、高鍋は31歳もう結婚を意識する年齢だ。 二人の仲はよかったがなかなかプロポーズの言葉がでなかった。 「ああ、腹へった」 高鍋はコンビニで買ってきた弁当をレンジでチンする その時どこからともなく「進くん」と声が聞こえた 「だれだぁ、だれか俺を呼んだか?」 しかし周りをみまわしても部屋には高鍋只一人だ おかしいな俺の気のせいか 「そんなことないよ進くん、君の顔だよ」 「なんだぁメガネかあ俺のメガネが喋ってるのか」 「ようやく気付いたようだね、そう僕は君のメガネのメガリンさ」 「メガリン!それがお前の名前か男か女かわからない名前だな、てかメガネに性別があるのか」
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