☆クリスマスには天使にキスを☆

16/47
138人が本棚に入れています
本棚に追加
/49ページ
「じゃあ、たいしたコトじゃないコトくらいはしてるんだ」  マコトがタケルに反論する。 「何いってるんだよ、たいしたコトじゃないくらいで終わるわけないだろう。そりゃもう、ぐっちゃぐちゃのドッロドロになってやってるって。好き同士なんだから、なにも遠慮することなんかないだろ。あの高校生の時のような可愛かった直哉はもうどこにもいないの。わかった?」  ユウカが二人の会話に割って入った。 「あんたたち何いってんの。全然わかってないなあ。健人のエッチなんて、絶対たいしたことないって!ぜんぜんつまんないに決まってる!ムダに顔がいいだけで、相手の喜ばせ方とか、まったくわかってないって!きっと直哉くんは物足りないって思ってるよ!」  タケルが頭をかかえた。 「あーーー!直哉が物足りないとか思っちゃうのかー。想像できん!」  マコトがしかめっ面で俺を睨んだ。 「あー、確かに健人のエッチはアッサリしてそうだな。おまえ、ちゃんと直哉を満足させてやらないと、浮気されるかもしれないぞ!」
/49ページ

最初のコメントを投稿しよう!