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解説編
「今日は誰の誕生日だか知っているのか!」
落胆する金髪と会場。俺様はつづけた。
「犯人がキリストにでも化けてるって?何本ローソク必要なんだよ。」
と、大きく笑ってやった。そう、今日クリスマスだ。
「では、きーみには真犯人がわかるのかね」
少し声が震えぎみになった。
「あぁ、やっと検討がついたぜ。
夜更小次郎が解けない謎はない。犯人は貴様だ!」
指を指された、カレーを頬張ってるおっさんがあたふたした。わかりやすい反応。
「お前さっきからなんで、どの料理もスプーン使って食べてんだ?他のもので食べたら、割れちゃうからだろう。
しかも、まん丸膨れてまるで破裂しそうだな。
このシャボン男が!」
全員がシャボン男から離れた。
「もう、遅いとっくにシャボン液を君たちのドリンクに入れさせてもらったよ。
さぁ、膨れ死ね!」
「くそ!」
会場中、全員がみるみる丸くなっていく。そして、どんどん浮いていく。このまま受けばみんなシャンデリアで死んじまう。
一番軽そうな子供が天井につくところだった。ぽよんと、子供が天井にくっつい。他の連中も同じくくっついた。
「だーい丈夫だよ
ぼーくがこの部屋全体を締めるシャボン玉を用意したからね」
「やるじゃねぇーか」
こいつぼんぼんかと一瞬思った。
「この野郎よくもやってくたな」
と、向かってくるシャボン男に俺はフォークを投げた。パンっ。こうして怪人シャボン男は永遠に地球から姿を消した。
その後、金髪は大いに客人達に感謝されていたが、言いたい。
事件を解決したのは俺様だ、ばかたれ。
次回、トカゲ男の逆襲
ふわさら対もやもや?
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