Caress of a penpoint

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「先輩、それ肩凝らないっすか?」 後輩は俺の胸元を指差した。 「つか、赤と黒のボールペンにシャーペンと三本つけるくらいなら、二色ボールペンにシャーペンついてるやつにしたらよくないっすか?」 後輩は首からぶら下げた社員証の入ったネームホルダーのヒモに引っかけている、三本の筆記用具に興味を示した。 「学生の頃から使ってるゲルインクのこのボールペンが気に入ってんだよ。」 「へー、赤ペン先生みたいっすよね。」 「だったら、早く俺に赤を入れさせられないようになれ。」 俺はため息混じりに呟いた。 「へ・・・?」 「ったく、お前いつまで俺に赤ペン先生させる気だ?」 「えーと、あともう数ヶ月は・・・」 「アホか!早く誤字脱字、言い回しじゃなく、内容で俺を唸らせてみろ。」 後輩はションボリと尾の垂れた犬のように静かになった
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