第二章 神宿区花壇神社 休日市にて

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亰橋の中心街少し外れた 高層マンションへ 案内する 鷹埜さん それに従って 運転する 茨木くん  その地下駐車場へ 入るや お客さまコーナーとあるスペースへ  文車堂の車を停めるも  何やら 他のスペースに停まっている 車の なんとも高そうな 外車なんぞに びびってる 茨木くんですが。。。。 文乃店主や栞お嬢は なんも気にせずに 地下からのエレベーターへ 乗って行くので 茨木くんも そそくさと エレベーターへ乗り込み グーーーーーン っと 上がって行く 感じが なんとも高層マンションの 感じ しかも 今入ったエレベーターは カードリーダーを通して 抜けられるようで いやはや 茨木くん やはり 恐縮しちゃってます。 それを見ては 文乃さん 鷹埜さんに「とても高級な高層マンションですね。お家賃とか、おいくらなんですの?」と 尋ねては 「ああ ここは 僕の持ち家ですから 家賃とかはわからないですねえ しかし 両親に お金借りて買ったものですから 月々 十二万ほど 支払ってますよ」 なんて 茨木くんにとっては いやはやの世界ですが。。。。 栞お嬢も「月に十二万ですかあ あたしじゃあ 払えないやあ」なんて そんな言葉を 聞いて やっと 茨木くんも 落ち着いたような。。。。 ちなみに 茨木くんは 「どうせおいらは 仲野駅から徒歩二十分 家賃五万五千円のワンルーム賃貸ですよ」なんて 僻んでいたとかいないとか。。。。 二十三階建ての 高層マンション の 十四階へ 止まったエレベーターから 降りた  四名は  窓の外に見える 都会の灯りを眺めつつ 鷹埜さんの部屋へ  一人住まいとしては 格段に広いっと またもや 茨木くん 思うも 「2DKの狭いとこですが どうぞ」なんて 嫌みにしか聞こえないが。。。。 手前のリビングキッチンルームを通り越して 奥の 部屋へ 扉を開けて 三人はびっくり なんとその部屋が そのまま書庫になっていて。 その 一番奥に 不思議な書画が 掲げられていました。 それを見た 文乃さん 一人 納得したようです。 「これは 李 法華の桃園の書画ですねえ。なるほど ここなら あの小鬼も 出て来ても 文句なく遊べますねえ」と。。。 それを聞いた 栞お嬢も その言葉を聞いて 納得したようで。
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