プロローグ 永遠のはじまり

1/2
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ

プロローグ 永遠のはじまり

……君と初めて出逢ったのはいつだったのか、もう覚えていない。 社会も、国も、人も、星も。その時は存在しなかった。 俺が知らないだけで、一度滅んだのかもしれない。俺たちは闇の中で目を覚まし、出会った。 何かが爆発して沢山の輝きが暗闇に散った。それはとても美しかった。 君が何処に居るのかはすぐに分かった。磁石の様に引き合う存在を感じた。 傍に居たい。触れたい。君の瞳をみつめて。それから、永遠の時を過ごすんだ。 まさに俺たちは、世界の、銀河の、宇宙の中心で出逢った。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!