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プロローグ 永遠のはじまり
……君と初めて出逢ったのはいつだったのか、もう覚えていない。
社会も、国も、人も、星も。その時は存在しなかった。
俺が知らないだけで、一度滅んだのかもしれない。俺たちは闇の中で目を覚まし、出会った。
何かが爆発して沢山の輝きが暗闇に散った。それはとても美しかった。
君が何処に居るのかはすぐに分かった。磁石の様に引き合う存在を感じた。
傍に居たい。触れたい。君の瞳をみつめて。それから、永遠の時を過ごすんだ。
まさに俺たちは、世界の、銀河の、宇宙の中心で出逢った。
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