キミとの繋がり

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「いやぁ、一時の気の迷いってやつだからさ!高2の終わりで進路どうすっかなー、って考えてたらたまたま公彦に会ってさ、就職するか専門いくかーみたいな話してたら、なんていうか… あいつ、すげー優しいのよ。 俺のことなのにすげー真剣に考えてくれたし、なんたってかっこいいし、まぁいっかー、みたいな? 一時の気の迷いっつーの? あー、だからって、やったりはしてないからな。それに、俺そっちって訳でもないし!カミさんも子供もいるから分かる通り!正常だから、正常。」 ものすごい言い訳を並べてくるあたり、キミと付き合ったことは、奏太の中で黒歴史なんだろう。 触れられたくない、できれば墓場まで持っていきたい思い出…
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