28人が本棚に入れています
本棚に追加
/118ページ
11月ーー。
中学生、高校生の下校時間。
その学生の集団に紛れて、美雨と正人が歩いて来る。
「美雨、今夜おれんち泊まってけよ」
「は〜?なに言ってんのよ、なんで泊まらなきゃいけないの?」
バイト仲間の正人はしつこく私を誘ってくる。バイトの帰り道、いつもだ。わかってる、私のことが好きなのは。
私の名前は、松岡美雨。高校三年生。
「いいじゃんかよ」
「どうせあんた、やりたいだけでしょ!絶対やらせないから、安心して」
最初のコメントを投稿しよう!