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「確かに病気だな、恭介」
「だろ。だから今日は、ナカに入らない。誠が望まない限りは」
は?既にイミフだ。何なんだ。
「じゃこれどうするの?」
右腕をあげて見せる。このまま寝るのか?
「言ったじゃないか、誠が望まない限り」
つまり、俺に言わせたいと。
「…………究極のお仕置きじゃねえの?それ」
そのままもつれてベッドに転がり、お互いの体擦り合わせて、ああこの拘束がマジ苛つく。
これなけりゃもっとそこをもっとここを。じれったい。
アクション起こせば相手の肘を捻ってしまう。
労りすぎたら、もどかしい。這わされる舌も欲しいところまで届かない。
「お互いのを触るのは?」
アイデアはいいけど、どちらかの手を捻ってしまう。
「こっちは僕のを、こっちは誠のを」
そういう共同作業はどうよ。互いの指を絡め互いのそれをこすって、こんなこと誰ともしたことがない。
舌を絡めても二人の腕が邪魔して肌を触れ合わせられない。
「もう、わかったから。許して」
俺らしくないが。限界だ。
「これ取ってくれ、抱いて」
「いいの?」
聞くなよ馬鹿やろう。
「じゃあ声聞かせてよ、飲み込まずに」
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