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いきなりそこを捻られる。ついでに俺の手首まで捻ってしまう。
「はああっ!」
出たよ、声。痛くて。どこが?
………手首が。
だがしかし。
一回出ちまうともう歯止めが聞かない。首をナメられ耳をかまれ、立て続けに声を上げる。
センセの顔つきが変わる。今まで見たことがない。飢えた虎?
センセが手首の拘束を荒っぽく解き、サイドテーブルに置いといたローションを手に取る。
「責任取るから」
何の責任だっつーの。お互いお子様じゃないんだから。
ヌルヌルにされたそこはまさに濡れ場だね。
頭の中ではイロイロ思っていても腹の中は掻き交ぜられて、口から出るのは最早押さえの聞かない甲高い声。
誰にも聞かせたことがない、エロい悲鳴。どんだけ恥ずかしいの、これ。
後ろから抱き抱えられて愛してると言われれば、返す言葉はしょうがない。
「俺も、愛してる」
喉乾いた。
明らかに叫びすぎ。どうしよう、隣の部屋や廊下に筒抜けてたら。もうここには泊まれない。いや泊まらん。
センセが冷蔵庫を開けてビールを一本持ってくる。
枕に埋めていた顔を上げてベッドを見渡せば、まあ見事に皺寄りまくり。濡れまくり。
床を見るのは怖い。センセに任せよう。責任取るって言ってたし。
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