零話 プロローグ的なもの?

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    体は負で出来ている。     血潮は愛で 心は磨耗。     幾たびの夜を越えてほぼ全敗。     ただの一度も勝鬨はなく、     ただの一度も理解してくれない。     彼の者は常に独り 個室で勝利に酔う。     故に、生涯に意味はなく。     その体は、きっと堕落で出来ていた。
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