手紙

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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『もう2度と会えない』 泣きながら精一杯伝えてくれたのに 私は身体が固まって動くことも話すこともできなかった。 __もう会えないってどういうこと? __どうしてそんなに泣くの? __なんで辛そうに笑うの? 聞きたいことは沢山あった。 でも、何も聞けなかった。 聞いちゃいけない気がして。 ようやく言葉が出たのは さよなら、と言って涙を拭い立ち去る背中が見えた時だった。 『絶対会えるから!またね!!!』 振り返った顔はとても悲しそうに 消えてしまいそうなほど儚く笑うと前を向き歩き出した。 それからは1度も振り返ることはなく、 ただただその背中を見つめることしかできなかった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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