キムチ味のキス

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キムチ味のキス

 キムチ味のキスなんて強烈過ぎると、弘子は思った。彼のぺニスからはまだ液が溢れていた。  最近してなかったし?女として満たされていなかった。ザーメンの匂いが漂う。  1年前までいた光男くんはカリ首が太かった。  ガリガリに痩せていたけど野性的だった。  弘子は28のときに婚約者を事故で失っている。  卓巳ってゆー大学のサークル仲間だ。  ミステリーサークルに所属し、推理小説を書いたり、現地に赴いて調査したりした。  弘子はヘミングウェイの書いた『殺人者たち』が好きだった。『老人と海』なんか退屈で仕方がないが、あれは傑作だった。  盲学校での殺戮という、残忍過ぎる展開に衝撃を覚えた。レーガン大統領は俳優だった。俳優時代に『殺人者たち』に出演しているのだ。  盲学校を襲おうかな?『殺人者たち』になぞらえて次々に殺すんだ…………なんてね?  するわけないじゃん!さすがにそこまでは腐ってないわ!  弘子はエッチは好きだけど殺人はキライです。  愛する人とアッハンウッフンしてるときって《生》を実感できるんだ(^.^)  火曜サスペンスとか子供でも見れるじゃん?  エッチは年齢制限がある。そんなに悪いものかな?レイプとかは殺してやりたいけどさ?  純粋なエッチだったらいーじゃん?  あーあー、頭の中スケベなことばっかだよ。    
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