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「基礎から徹底的にやり直すから」
「よ、宜しくお願いします」
「タクちゃんは先生としてなら一番厳しいから頑張ってね、マドカ!」
その一言でこれから始まる生活に、もう既に怖気づいてしまった。
「それじゃあ」と拓也さんは立ち上がって私を見下ろした。
早速レッスンだろうか?
「それじゃあ、早速お昼ご飯にしようか」
思わず芸人並みにずこっと転けてしまう所だった。
「オンとオフは大事だ、竹野さん。それで、昼飯何が食べたい」
「タクちゃん、スシ!」
「アンタには聞いてない」
これから前途多難な生活が始まるけれど、結構楽しい日々になるかもしれない。
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