アッサンブレする天才

34/62
814人が本棚に入れています
本棚に追加
/306ページ
「基礎から徹底的にやり直すから」 「よ、宜しくお願いします」 「タクちゃんは先生としてなら一番厳しいから頑張ってね、マドカ!」 その一言でこれから始まる生活に、もう既に怖気づいてしまった。 「それじゃあ」と拓也さんは立ち上がって私を見下ろした。 早速レッスンだろうか? 「それじゃあ、早速お昼ご飯にしようか」 思わず芸人並みにずこっと転けてしまう所だった。 「オンとオフは大事だ、竹野さん。それで、昼飯何が食べたい」 「タクちゃん、スシ!」 「アンタには聞いてない」 これから前途多難な生活が始まるけれど、結構楽しい日々になるかもしれない。
/306ページ

最初のコメントを投稿しよう!