1人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
真っ暗な世界で目の前には分厚いガラスが壁になっていて閉じ込められていた。
ただ、不思議なのはそのガラスの向こうの景色を俺は知っているはずなのに馴染みがないような気がしたこと。
(えーっと?どこだっけあれって…)
なんて考えていると、
てを繋いでいたダイが俺を引張ってしきりに隣を見ろとせっつく。
「兄ちゃん!兄ちゃん!」
「なんだよ、もー…ぅ、わっ!」
驚くのも無理は無い。
ダイを挟んだ隣には黄色くて丸い物体が大口を開けてこっちを向いていたのだ。
しかも大きさもダイとほぼ同じ位のどでかい球体が。
『パックマンの世界にようこそ。』
え?
っていうか、意外と声、低いな…
一瞬にしてコレは夢だ。
どうやら俺はパックマンのゲームの世界に入り込むなんて荒唐無稽な夢を見ているのだと気がついた。
しかし気がついたところで夢が終わるわけでもなかった。
そのままパックマンはゲームの説明を始めると
クッキーを消すためのアイテムとして何故か掃除機と勇者の剣を提示してきた。
そんなの、当然
「掃除機」
「勇者の剣ッ!!」
速攻で装備は決まった。
それじゃ第一ステージにいこうか。
・・・、
・・・・・・、
・・・・・・・・・・・。
、
最初のコメントを投稿しよう!