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…………むちゃくちゃ、遠い。
そんな遠くまでマネキンの仕事に？
いや庸子さんがそんな意地悪するわけない。
どっちかと言うと、カナさんがふらふらしたクチだろう。
しかしいくら探検て言ったって、どこをどうしたらそこにたどり着くんだろうね、このトンチンカナ。
！
思い付いちゃったぞ、直人くん。
「これは。大きな貸しだね。花菜」
ふっふーん。
ちょっと悪いこと考えてる俺。
多分ホテルにはパジャマがわりの浴衣あるだろうから。
さっきの夢の再現してもらおう。
バレンタインデーだし、いいよね。
当日まで言わないけど。
会ったことないどころか、今日始めて存在を知った、まだ見ぬマスターさん、カナさん脅せる口実を下さってありがとうございます。
俺の思惑を、知らぬが仏の花菜。
オヤオヤ、俺の黒い笑いに何か感じ取ったのかな？
オロオロしだしたよ。
あー楽しみ。
今日もがんばろーっと！
完
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