芋虫な君と花の私。

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私はまるで気高い薔薇の花 誰かが私にそう言ってくれた。 その通り。 「何時もご指名ありがとう~」 「なぁに、マイちゃんに会いに来ただけだよぅ」 鼻の下を伸ばしてすっかり高いお酒に出来上がっている常連客にマイは目一杯絶やす事も無く、笑顔でお見送りをしていた。 …とっとと帰んなさいよ芋男 「またね~待ってるから」 笑顔の下で毒づいているなんて夢にも思っていないお客は千鳥足になりつつ帰っていく。 …やっと帰った
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