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つま先を立てて、私は優雅極まる動作で素足をピンヒールに這わせた。
ヨダレを垂らさんばかりの、男の視線を感じながら。
足裏にベトつきを感じ、体温に溶けたチョコ菓子の芳香が鼻孔をくすぐる。
催淫効果もあるといわれるチョコレートの香りが、青臭い剣道少年を誘う――。
「――舐めて?」
短く私は命じる、甘い甘い声で。
たまらずに少年は舌を這わせる。
クリーム色の、女の靴の形をしたモノに・・・・・・。
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