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屋上にヤツを呼びつけ、私達は待つ。
決戦の時は近い――。
「似鳥、まさかお主がライバルとは思わなかったでござるよ・・・・・・」
ゴザルこと、五条河原が恨めしそうに呟く。
コイツをゴザルと呼ぶにあたってはまぁ、説明の必要はないだろう。
家が近所の私達は幼なじみの間柄で、昔はよく忍者ゴッコに興じたものだ。
私は女でコイツは一応男、性別が違う事もあり、だんだん一緒に遊ばなくなってしまったが。
つーか、高校に上がってまで忍者熱が冷めず、語尾から『ござる』が取れないって、どーよ?
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