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んでお前は何で居んだよ、と荒げた声で根子徹に聞かれた。
私の番か・・・・・・よかろう。
私は正眼に構え、26センチ角のラブリーな箱を目の前にかざす。
ピンク地のハート柄だが紙箱だ、裕福なゴザルんちと違ってウチは一般家庭だからな。
そして正眼に構えたまま、箱の中からクリーム色のピンヒールを取り出した。
「・・・・・・ソレ白いけど、やっぱチョコだよな?」
ぜってぇ履かねぇからな、と根子に吐き捨てられる。
「くふふふふ、ご名答。だが履くのはキミではない――」
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