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くノ一のごとく不敵に笑い、私はピンヒールを揃えて足元に置いた。
するりと学生靴を脱ぎ、紺ハイも脱ぐ。
すんなりとした私の脚から下されるハイソックス、その蠱惑的な仕草に根子徹は生唾を飲んだ。
まぁ、コイツが私に気があるのは知っている。
つややかなストレートの黒髪、透明感のある白い肌、そして抱きしめたら折れそうな身体つきの私は、体育会系男子垂涎の文科系美少女だからな。
そして今、括目せよ――。
貴様のその青臭い憧憬を、木っ端みじんにぶち壊してやるっ!
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