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「見当つけた子のこと、勝手に気になっちゃってさ。バカだから。」
「……。」
「卒業してからもモヤモヤしてたんだよね。」
「その子ってだれ…」
清水さんの顔が歪んでる。
…あーあ、そんな顔しないでよ。
「そしたらその子、なんとバイト入ってくるし、バレンタインにバイト来るか聞いてくるし。」
「っ…………うそ」
清水さんが目を見開いてる。
大倉は印象薄いって言ってたけど、俺にとっては愛嬌があって、笑顔は癒し効果絶大。
そんなこと恥ずかしくて、奴らには言ってないけど。
「清水結花がくれんだって勝手に思って、勝手に好きだった。」
「そんな素振り…なかったじゃん…。」
「俺、隠すの得意なんだ。」
清水さんは顔を真っ赤にして、眉毛を下げている。
…可愛い。
「俺と付き合ってよ。」
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