一縷《いちる》の望み

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その中で… 「神戸の震災は過去の物。完全に復興は成し遂げた」 神戸震災後の焼け野原の写真と今の神戸の写真が出て来た。 そのシーンに私は釘付けとなった。 そして、ドリカムの「何度でも」がエンディングで流れた瞬間…… 自然と涙が止めどなく溢れた。 どうしようも出来なくて、涙も枯れて…… 泣く事すら忘れていた。 死ぬ事しか考えてなかった。 生きていたって何も意味ない。 私は負けたんだから。 集団に…権力に。
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