医学の進歩と意識改革

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医学の進歩と意識改革

 先日、夫に子どもが欲しいと相談を受け、唐突に自分が産むと言うのです。  なにを言っているのだろう? 男性が子どもを産むというのは生物学的に無理がある。  しかし夫は問題ないと自信ありげに胸を張るのです。  私は仕事に関しては心配ないのだが家事全般が苦手という近年増加傾向にある女性の社会進出による家事離れ女子の典型が私だ。  男が養う。そんな考えはもう古い。時代はすでに巡り巡って女が男を養う時代に突入しているのです。  現実問題として、女性の社会進出に比例して出生率の低下を招き、少子化に拍車をかける形となっています。  夫は家事が得意で、毎晩夕食を用意し、朝にはお弁当まで用意してくれます。  自分も働いているのだからたまには外食でもと誘っても栄養が偏ると言って自分で作ってしまうのです。
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