空から女の子が降ってきた

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…… 空から女の子が降ってきた。 まさに……その表現がぴったりの事態だ。 ゆっくりと…………俺の腕の中にではなく、 ものすごい速さで……ずっぼと落ちた。 鉄アレイが落ちると同じだぞ。あれは…… よく落とさなかったもんだ。 鍛えられた肉体がものをいう…… 「あ、萌貴(もえぎ)君だ」 そう言うと、女の子は俺のほっぺたを触るというよりも なでると、すっと寝てしまった。
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