エピローグ

13/15
873人が本棚に入れています
本棚に追加
/362ページ
「でね、突然、勝手だ、と思うだろうけど……」 響さんが真っ白い歯を剥き出し、ニッと白々しく笑う。 「君をメモリーの正社員として正式に雇うことに決めた。もう、手続きも済んでいる」 何ですとぉぉぉ! 「本当はね、前々から決めていたことだけど……でも、健気に頑張って就活している君の姿、あれ、堪らなく可愛いんだよね……あの姿は萌える」 響さんって変態? 何が言いたいのだ? 「あの姿が見たくて……イヤ、君の気が済むまで、と一日伸ばしにしていたけど……」 響さんに言われなくても、メモリーでアルバイトを続ける気になっていたが……考え直した方がいい?
/362ページ

最初のコメントを投稿しよう!