873人が本棚に入れています
本棚に追加
/362ページ
「でね、突然、勝手だ、と思うだろうけど……」
響さんが真っ白い歯を剥き出し、ニッと白々しく笑う。
「君をメモリーの正社員として正式に雇うことに決めた。もう、手続きも済んでいる」
何ですとぉぉぉ!
「本当はね、前々から決めていたことだけど……でも、健気に頑張って就活している君の姿、あれ、堪らなく可愛いんだよね……あの姿は萌える」
響さんって変態?
何が言いたいのだ?
「あの姿が見たくて……イヤ、君の気が済むまで、と一日伸ばしにしていたけど……」
響さんに言われなくても、メモリーでアルバイトを続ける気になっていたが……考え直した方がいい?
最初のコメントを投稿しよう!