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夜の終わりに……
ぐっすり眠っている人間を、着替えさせる特技はない。
全裸でベッドに倒れる嫁に毛布を掛けて、隣で眠った。
眠りに付いてしばらくすると、隣で眠る俺の肩を掴んで、唇にキスを繰り出して来た。
されるがまま、触れるだけの挑発的なキス止まりで「おやすみなさい」とささやく嫁の額を撫でて眠らせてやる。
明日の朝、目を覚ましたら、覚えておけよ。
色んな意味で眠れない思いを必死に鎮めながら、嫁がまともな思考回路で朝を迎えたら、しばらく足腰立たなくしてやると心に誓った。
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