第一話 ー想い出荘ー

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私は田舎の田植町から この都心に近い所にある アパート…想い出荘に 今日、引っ越してきたばかり! 土日は仕事が休みだから この土日でダンボール箱を開けないと あ、お隣さんとかにも… 挨拶してこなくちゃ 私は引っ越し業者さんにお願いして 今、ダンボール箱を部屋に運びこんでもらってる 私は春月 鈴芽(ハルツキスズメ) 今年で20歳を迎える この間取りはどこにでもある 一人暮らしようの家で 玄関入ってすぐ右側に台所があって そのまま、真っ直ぐ歩くと 手すりつきの小さなベランダがあるわ ベランダに背を向けて左側には ベッドがギリギリ置けそうな狭い寝室があって その寝室の隣にはトイレとユニットバスが 一緒になった浴室… 業者 「春月様…このダンボール箱はどこに 置きましょうか?」 部屋を見回してた私は声をかけられる 春月 鈴芽 「あ、それは…ここにお願いします」 ベランダのそばの壁際を指差す 業者 「はい、かしこまりました。」 業者さんはその大きいダンボール箱を 私が言った所に置いてくれたわ この大きいダンボール箱には 少ないお給料で買った液晶テレビが入ってる。
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