【 警告 】

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【 警告 】

 一昨年くらいから、ネットの投稿小説にはまった。 仕事の昼休みの時間に、数ページの短編小説を何気なく読んだらプロ顔負けの作品がゴロゴロとあったからだ。  ここの世界は何でも御座れだ。 女性の喜びそうな恋愛ものから、まるで救いのないホラーまで、多種多様な物語が繰り広げられている。  初めの頃は私も読むだけのいわゆる「読み専」の人間だった。 しかし少しづつ、ここのクリエイターのように自分も書いてみたいという欲求が出てきた。  このサイトには、100文字から応募できるコンテストがある。コップから水が溢れ出るように、書きたい欲求が大きくなった時、自分も試しに書いてみた。 するとビギナーズラックなのか、初めて書いたものに評価が添えられた。  これには感動した。  それから文章の勉強をして、調べ物もして、そこのコンテストで互いに励まし合える「友」とも呼べるクリエイターにも出会えた。  楽しかった。    会社では誰も私が小説を書いている事は知らない。 無口で人と関わらず、真面目すぎると言われている私が、ネットの中では真逆の性格で明るく話しかけている。     
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