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ご近所さんに配り終えた室井さんが戻ってきた所で次の街に行く準備をした。
準備も何もここに来てご飯食べてスグに出発だから本当に立ち寄っただけだから荷物纏まったまんまだったわ。
拓「…さて、お待たせ」
聡「え?武器は??」
拓「鎌」
聡「さっきの草むしりの時の鎌じゃんw」
拓「オレらが戦っちゃったらこの子達育たないだろ?」
聡「そうだけど…まぁ、ドライバーよりはマシか」
確かに。
ドライバーよりは鎌のが武器って感じするもんな。
拓「水とか多めに持った?」
聡「湊が作ったクリスタルの容器に50L入ってるから持つと思う」
拓「あのクリスタルシリーズは持ち運び楽だし丈夫だし構造謎だし…凄いよな」
聡「うん」
直「次の街は…」
聡「砂漠のオアシス、リティアグリードだよ」
直「…水が…必要ですね」
暑くてカラッカラな場所に行くの?
春で良かったな。切実にさ。
夏だったらオレはきっとコンクリートの上に来てしまったミミズのように干からびていた。
聡「出来れば今日、辿り…」
直「無理ですよね?」
聡「やってみなきゃ…」
燐「遠い上に暑いの無理です…」
聡「遮らないで!!」
オレらは種の街ググラトニーを後にした。こんな名前だったのか。
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