ねえ

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ごめんなさい。 でも、あなたのせいなんだよ。 彼女は言った。 バレンタインの翌日の2月15日 彼女は僕に伝えた。 僕はバレンタインのチョコをもらえていなかった。 理由は、彼女の気に触ることを僕がしてしまったから。 嫌いになった? 彼女は言う。 別に僕は君のことが好きだよ。 僕は言う。 ありがと。 彼女は言う。 僕は君のことを嫌いにならないよ。 僕が言うと彼女はにっこりと笑った。 そして、1ヶ月後のホワイトデー。 僕は結局バレンタインのチョコはもらえなかったが、今までの気持ちを込めてホワイトデーにアメを用意した。 彼女は喜んでくれるだろうか‥ そんなことを思ってたら、彼女が待ち合わせ場所にやって来た。 おつかれ。 僕は言う。 おつかれ。 彼女も言う。 いつもの言葉、いつもの雰囲気。 今がチャンスと思い、持って来たものを渡そうと‥ これ 彼女が渡して来た。 なに? 僕は言う。 開けて見て? 彼女は言う。 中からは、白い白いマショマロが。 あっ、そう言うことなのか。
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